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beyond imagination
SUGANOが作品にクロコダイルを使用するべくタンナーを探索。
残念なことにイメージするクロコダイルレザーを仕上げるタンナーは無かった。
理由はクロコダイルを使うメゾンが、加工のしやすさ・歩留まりを考慮して皮革を薄く伸ばして使用することがスタンダードとなっていたからだ。
クロコダイルは爬虫類。
最古の原始爬虫類は約3億1200万年前の石炭紀に誕生し、乾いた土地での生活に適応してきた高度な爬形類の四足動物から進化した。
最古の真正爬虫類(eureptile)は、表面的にはトカゲに似た小型のヒロノムスである。遺伝子や化石のデータから、爬虫類の2大系統である主竜様類(ワニ、鳥類とその仲間)と鱗竜形類(トカゲとその仲間)に分類される。
特に白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅では、翼竜、プレシオサウルス、すべての非鳥類恐竜が、多くのワニ型類(Crocodyliformes)や有鱗目(モササウルスなど)と共に多くの恐竜・爬虫類が絶滅した。
現代、鳥類以外の爬虫類は、南極大陸を除くすべての大陸に生息している。
クロコダイルも太古の生物の生き残りだからこそ、荒々しさ・力強さ・血統が魅力的だ。
個性を表現する仕上げを求め、7年前からタンナーと共に試行錯誤を繰り返してきた。
その中で仕上がった作品がこのクロコダイル作品。
所有頂いている方もとても魅力的な方だ。
現在もこの仕上げは、AERO CONCEPTの「想像を超えた作品」として支持いただける方々が多い。
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